質問 「マッチアップゾーン」

最近、マッチアップゾーンをしているチームを見たのですが、何がいいのかよくわかりません。
だからマッチアップゾーンの利点を教えて下さい。
お願いします

マッチアップ･ゾーンとは基本的にはゾーン･DFで、ボールに対してマッチアップしていくシステムです。一見、ボックス、ダイヤモンド･ワンのように思えますが、これらは一人がボールについていくのに対して、マッチアップ･ゾーンはボールが移動した際には「その責任エリアのDF」がつく形になります。つまりマッチアップするプレイヤーが切り替わる、ということです。

ゾーンの特徴の、

･中に強い

･リバウンドが取りやすい

･カウンター、速攻が出しやすい

などに加え、マンツーの特徴である、ボールに対してのプレッシャーが強くできる、といったことがあげられます。DFがローテーションがかかるので、ローテーションがしっかりできれば外への対応もゾーンより強いとも言えます。

しかしこのDFシステムは非常に難しく、人により(監督)若干の違いはあれど一定の約束事のもと動くことになります。例えばペネトレイトやポストアップに対してはダブルチームにいく、といったようにゾーンやマンツーよりかなりの制約があります。

一番の難点は導入し、実践できるレベルまでできるかどうか、です。マンツーありきのゾーンであるのは周知の通りですがさらにゾーンを理解しないと、マッチアップ･ゾーンはさらにゾーンの形もマッチアップによって若干変わりながら動いたり、ローテーションもかけなければならないので、難易度は他のDFに比べ遥かに高いものと言えます。



それより私としてちょっと気にかかったのが質問者さんです。

「これ」を『見て』、『マッチアップ･ゾーン』だ、と解った(その場で人に聞いた？)のにも関わらず、これの利点等を聞いていることです。これを見て気づけるだけでも凄いDFへの理解が高いとおもうのですが、それが不思議です。

ちなみに質問内容だけなら、マッチアップ･ゾーンで検索をかければ私以上の詳細な部分がわかりますよ。