質問 「3秒ルール」

2011競技規則26.1.3「制限区域内にいるプレイヤーは、制限区域の外の床に両足をつけなければ、制限区域から出たことにならない」とありますが、

制限区域内から出る時に右足だけ区域外の床に着いて、左足を空中に浮かした状態（区域外に片足立ちした状態で区域内に一切触れていない状態）、でも3秒ルールが適応されるということでしょうか？

度々失礼しますね。

これについては、解説も特にないので、規定の通りで良いと思います。

ただ第26条 3秒ルール

26,1 3秒の制限

26,1,3

は記載の通りですが、その前に記載されている、



26,1,2 次のときは、プレイヤーが制限区域内にいる間に3秒をこえても、3秒ルールは適用しない。



(1)制限区域から出ようとしているとき

(2)そのプレイヤーあるいは味方のプレイヤーがショット動作中で、ボールが手から離れたか離れようとしているとき

(3)3秒にみたない間制限区域内にいたプレイヤーが、「ショットをするために」ドリブルをしているとき



があります。(1)をまず適用しないとなりませんよね。そして、第11条や第26条の26,1,3も踏まえて見ないとならないと思います。

わかりやすく言えば、制限区域のライン付近で、3秒になりそうだから出ようとしたが、片足だけ外に着けてもう一方の足を、制限区域の外に触れず再度、制限区域内に入った、とすれば「制限区域から出たことにはならない。」ということで、3秒ルール適用となり、ヴァイオレイション、とルール的にはなるはずです。

ライン際でのポスト･プレイとかで、ポジション取り→片足だけあげて片足は外→再度ポジション取り→…

とは無いとは思いますが、片足だけ浮いていればOKになってしまったら、完全にルール無用になってしまいますね。(苦笑)



なので、片足出た、片足は浮いている→これは、出ようとしているときに該当するとは思います。しかし、「出た」ことにはならないので、その状態で止まったり再度制限区域に入ったらヴァイオレイション、で良いのではと、解釈しております。



なかなかないとは思いますけどね。

追記に関して。



第26条

26,1,1

を見落としてませんか!?



上記規則↓

「フロント･コート内」でライブのボールを「コントロール」しているチームのプレイヤーは、「ゲーム･クロックが動いている間」は、相手チームのバスケットに近い制限区域内に「引きつづき3秒をこえて」とどまっていてはならい。



です。追記のプレイはとどまってはいませんので、3秒をカウントするのはおかしいですよね。

このプレイであれば、逆サイドにカットし、制限区域内に足が入ってプレイがなされてから、でしょう。



カットして横切った時点でカウントが始まってしまったら、ポストを取った時点で3秒になってしまいますよね。

あ、でも始めのカット前のローポストの段階から、制限区域内に入っていたなら仰る通りで良いかと思います。

要はスタートがどうなのか？でしょう。

切れる動きが制限区域内からなのか、制限区域「外」からの動きなのかではないですか？

制限区域「外」であるならば、カットの動きを3秒カウントに含めるのは変ではないですか？

そもそもとどまってはないわけですから。

確かに「規則だけ」をみると、本来ならば「進入」からカウントで間違いはありません。

が、審判上のところで「フィール･ザ･ゲーム」というのもあります。

特にインサイド･プレイなんかは、接触も含めてなんでもかんでも機械的にコールするべきではない、というのも考えなければなりません。

ただ、このフィール･ザ･ゲームに関してはプレイヤーとしては、あまり視野に入れてプレイをしないほうが良いと思います。ルールはルール、これを誤認して、例えば「ゼロステップ」なんかはそうです。



私のほうも解りづらくしてしまい、申し訳ありません。

「規則のみ」ではヴァイオレイションで正しいです。ゲームの流れや雰囲気等も含め見る「審判」としては、どちらとも言い切れない、と言うのが適切でしょうか。