質問 「コーチング」

僕は将来
ヘッドコーチ・アシスタントコーチ・コーチ
など
指導者になりたいなと思っています

指導者になるためにする事などを教えてください。

練習試合では審判もしないといけないので、ルールテキストなどで審判の勉強も必要です。

怪我をしないための体作りが指導できるようになってください。筋力が足りないのに無茶な運動をさせたら怪我するのは当然です。筋力量や成長段階に見合った練習をさせることや、筋トレ、練習後の体のケア、食事、水分補給の仕方、メンタルなどについて総合的な指導が必要です。

勝つことだけを考えると怪我人続出となってしまいます。いかに健康で長くバスケを続けられる選手を育てるかが、指導者として一番大事な部分であると思います。

頑張ってください。

簡単に言うと、チームで誰よりも

「バスケが好き・チームが好き・選手が好き」であれば、

指導者にはなれますよ。



「自分の好きなチームを勝たせよう！」と毎日考えていれば、

メンタルも技術も戦略も、知らないうちに身についてるものです。



逆に言えば、

「ちょっとコーチでもやってみたいなぁ」程度の

興味本位レベルではおススメしません。

また、「あの選手はあまり好きじゃない」

「このチーム弱すぎ。これじゃダメ。」

と感じて諦めるようなタイプであれば、指導者には向きませんね。



ＯＫさんは14歳とのことですので、

まずはバスケの試合（ＮＢＡなど）を穴が開くほど観ると、

指導者の勉強にもなると思いますよー。

ご質問の趣旨から少しずれてしまいますが、ライセンス的に「なるため」よりも良き指導者になるためと考えると、とても大変な役割だけに、性格的な部分が大きいので天性によると言えるのではないでしょうか。

いかに「選手に楽しく一生懸命にバスケできる環境を作れるか」これが、コーチの必須条件であり、選手時代の実績やコーチでの（勝ち負け等）の実績など全く関係ないと個人的には思っています。



指導者を目指す方の中には、「俺が強くしてやる。勝てるチームを作る。」とやる気があるのは大いに結構ですが、自分が主役だと錯覚し、ご自分の満足感を得るための活動だけになりがちで、周りが見えなくなり、そういう自分に気づいていない方も少なくありません。

もしも、プロ以外でその立場になりたいのであれば、勝ち負けよりも、バスケの楽しさ、一生懸命に努力する大切さ、人と人とのかかわりあいでの礼儀作法など、そういった部分を大切にできる指導者であってほしいと個人的には思っています。



以上、いろいろとお伝えしましたが、まだお若いのでこの先失敗や成功を繰り返すうちに、向上してゆけるかと思いますので、今はそのチャレンジするお気持ちを大切にして前に進んでいただければと思います。

審判や指導など色々と実質的なことも学ばなければなりませんが．．．



まだ中学生。今はあなたの監督、コーチの思い、志を思い浮かべて見てください。高校に行っても監督、コーチを｢みて｣下さい。多かれ少なかれ学ぶ部分はあります。

試合会場でも様々なタイプの監督がいらっしゃいます。観察されるのも良いかと思います。

そして現役を離れ、例えば教員から顧問として監督を目指す時、あなたがまずどう指導していきたいか、今までお世話になった監督等を思い浮かべてください。

監督が｢主役｣では良いチームは生まれません。選手が｢主役｣であり、監督はあくまで｢裏方｣なのです。

強いチームかどうかではなく、チームが強くなれるかどうかだと思います。