サーチャールズの呪い2015春

私には空飛ぶ冷蔵庫こと、チャールズバークレーのレプリカユニフォームがある。 かつて、MJのいたシカゴブルズと凌ぎを削った、フェニックスサンズのそれである。 リサイクルショップで買ったそれは、サイズが多少小さく、今風バスケ感はまるでない感じのテイストで私に密着してくる。 それでも気に入っていた。公園に娘を連れてバスケに行く時に着て行ったこともある。 あれは夏の暑い日だった。公園の自販機は、子供用のQooが飛ぶように売れアクエリアスを買って大泣きされたことを覚えている。 私はサーチャールズを着ていた…確かに着ていた。 ちょっと頑張って飛んだ瞬間… ﾊﾞﾁｯ 遠くから？ではない。私の足からだ。程なくして私は歩く事すらままならなくなった。 2014夏… あれから月日が流れ、昨日3/08。私は忘れていた。と言うか気にもしなかった。 確かにサーチャールズを着ていた… いつもの様に飛んだり跳ねたり。只その日はいつもと違った。 確かにサーチャールズを着ていた。 そしたらほーら！聞こえてきた。 ﾊﾞﾁｯ また、しばらく、歩く事すらままならぬ日々がはじまる。